2025年09月8日  プラモデル

プラモデルのホコリ取りの基本|やってはいけない掃除も解説

プラモデルのホコリ取りの基本|やってはいけない掃除も解説

プラモデルを飾っていると、気付かないないうちに表面や細部にホコリがたまってしまいます。ホコリは見た目を損なうだけでなく、塗装の劣化やパーツ破損の原因になることも。

美しい状態を長く保つためには、正しいホコリの取り方を知っておくことが大切です。

この記事では、プラモデルのホコリを安全に取り除くための基本方法から、やってはいけない掃除の仕方、ホコリを防ぐための保管アイデアまで詳しく解説します。

プラモデルにたまるホコリ

プラモデルは飾っているだけでも、時間の経過とともに表面や細部にホコリが積もっていきます。
特に静電気の影響で微細なホコリが吸い寄せられやすく、ディテールの溝や入り組んだ部分に入り込むと簡単には取り除けません。

飾る場所やケースの有無、室内の空調環境によっても付着量は変わります。ホコリを放置すると見た目がくすむだけでなく、塗装の劣化や素材の変質を招く原因にもなります。

プラモデルにホコリがたまるとどうなる?

飾っているだけのプラモデルでも、ホコリは少しずつ積もっていくもの。
見た目が汚れるだけでなく、細部に入り込んだホコリは除去しづらく、放置すると塗装や素材に悪影響を与えることもあります。

ここでは、ホコリがプラモデルに与える代表的な影響を見ていきましょう。

塗装のくすみ・劣化

ホコリは塗装面に細かい傷を作り、艶を失わせます。特に光沢塗装やメタリック塗装はダメージが目立ちやすく、一度くすむと元の状態に戻すのが難しくなります。

細部に入り込み取りにくくなる

モールドやスジ彫り、関節などの狭い部分に入り込んだホコリは、筆やエアダスターでも取りきれないことがあります。
こうした箇所は溜まりやすく、放置すれば見栄えが損なわれてしまいます。

パーツ破損の原因になることも

ホコリを取り除こうと強くこすったり、無理に掃除機で吸い取ったりすると、小さなパーツが破損・紛失する危険があります。
特に細いアンテナや繊細な武器パーツの扱いには注意が必要です。

プラモデルのホコリの取り方の基本

プラモデルのホコリの取り方の基本

ホコリがついてしまったプラモデルは、力任せに掃除すると塗装やパーツを傷めてしまいます。
安全に、そして見た目を損なわずに取り除くためには、道具選びと方法が重要です。

ここでは、初心者でもできるホコリ取りの基本手順を紹介します。

乾いた筆でやさしく払う

もっとも基本的な方法が、柔らかい毛の筆を使って表面のホコリを軽く払うやり方です。
模型専用ブラシやメイク用のフェイスブラシは毛先が細く、塗装を傷つけにくいためおすすめです。

力を入れすぎると細いパーツを引っ掛ける可能性があるため、必ずなでるように動かすのがポイントです。

ブロワーやエアダスターを使う

カメラやパソコンの掃除にも使われるブロワーやエアダスターは、手が届きにくい箇所のホコリ除去に便利です。
ただし、強すぎる風圧はパーツを飛ばしたり破損させたりする危険があるので、距離を取って短く吹きかけましょう。

特に、エアダスターは缶を逆さにして使うと液体ガスが出てしまい、塗装や素材を傷める恐れがあるため注意してください。

綿棒や細筆で細部を掃除

入り組んだモールドや関節部分など、筆やブロワーでも取りきれない場所は綿棒や細筆が活躍します。綿棒は先端をわずかにほぐすことでホコリを絡め取りやすくなります。

細筆を使う場合は、やや硬めの毛のタイプを選ぶとピンポイントで掃除ができます。

プラモデルにやってはいけないホコリ取り

プラモデルのホコリを取り除く際、間違った方法を使うと塗装の剥がれやパーツ破損の原因になります。

安全に掃除するためには、避けるべき行動をしっかり理解しておくことが大切です。

ウエットティッシュで直接こする

水分や洗剤が含まれたウエットティッシュでそのまま拭くと、塗装が剥がれたり白化したりするリスクがあります。
特に光沢塗装やクリアパーツは非常にデリケートなので、絶対に直接こすらないようにしましょう。

掃除機のノズルを当てる

掃除機の吸引力でホコリを取ろうとすると、小さなパーツが吸い込まれて紛失したり、強い吸引でパーツ自体が割れることがあります。
どうしても吸引を使いたい場合は、ブロワーや低出力の専用アタッチメントを使うのが安全でしょう。

強く擦ったり叩いたりする

固まったホコリを無理に擦ったり、叩いて落とそうとしたりするのもNGです。
細かいモールドや関節部分を傷つける原因になり、完成品としての見た目や可動性に影響します。

プラモデルのホコリを防ぐ方法

完成したプラモデルは、塗装やディテールをホコリから守ることが重要です。ここからは、日常的にホコリを防ぐための工夫や管理方法を紹介します。

ケースに入れてディスプレイする

プラモデルを直接置かず、透明ケースやアクリルケースに入れて飾ることで、ほこりの付着を大幅に防げます。

100円ショップのケースでも十分ですが、サイズに余裕を持たせると、取り出しや掃除の際にパーツを傷つけにくくなります。

定期的に掃除しやすい環境を整える

ケースに入れるだけでは完全にホコリを防ぐことはできません。周囲の棚や机もこまめに拭き掃除を行い、風通しの良い場所に置くことで、ホコリの堆積を最小限に抑えられます。

空気清浄機やフィルターの活用

特にホコリが舞いやすい部屋では、空気清浄機やエアフィルターを併用すると効果的です。微細なホコリまで吸着してくれるため、プラモデルの表面に付着する前に除去できます。

関連記事:プラモデルの余剰パーツ収納アイデア!紛失せず賢く活用する方法

ホコリは買取価格に影響する?

完成したプラモデルは、保管状態が買取価格に大きく影響します。ホコリがたまっていると、「長期間ほったらかしで管理が不十分」と判断され、査定額が減額されることもあります。

特に、透明パーツ(キャノピーやセンサーなど)にホコリやくもりが付着している場合は、見た目の評価が下がりやすく、注意が必要です。

日頃からやさしくブラッシングしたり、ケースに入れて保護したりすることで、見た目を保ちつつ買取でも高評価を維持できるようにしましょう。

関連記事:完成品プラモデルは買取可能?査定額がつく条件と注意点を解説

組立本舗は、プラモデルや模型キットの買取店です!

いつの間にか積み上がった「積みプラ」たち。
「いつか時間ができたら作ろう」と思って、押し入れの奥に眠ったままになっていませんか?

そして、ふと考えることはありませんか?
「もしも自分の身に何かあったら、このプラモたちはどうなってしまうんだろう…?」

また、故人が生前に作るのを楽しみにしていたプラモデル、価値があるのか分からないけど、捨てるのはもったいない。

でも、やっぱり価値はわからない。

そんな想いを抱えていませんか?

組立本舗では、そうしたプラモデルたちを、まるごと一括で買取いたします。

  • 誰かに適当に処分されるくらいなら…
    自分で集めたモノは、自分の手で嫁ぎ先を見つけたい。
  • 想いを込めて集めたプラモデル
    捨てるなんてとてもできない。だからこそ、価値のわかる人に対応してもらいたい。

そんなときは、まとめて箱に詰めて送るだけでOK!
簡単・スピーディーに片付きます。

価値がわからなくても、買取専門スタッフがしっかり査定いたしますのでご安心ください。

なお、大量にある場合には、出張買取をご提案できることもございます。
※出張買取は基本的にその場での査定ではなく、一旦お預かりし、後日改めて買取価格をご案内いたします。量に応じて全国対応可能です。

ジャンルを問わず、未組立のプラモデルや模型であれば買取対象です。

ご自宅にいながら手間なく進められるのが特長で、査定後はスムーズにご入金まで対応いたします。
(※ご入金前にご依頼人様限定郵便のお受け取りが必要なケースもございます。)

「押し入れいっぱい」から「家中まるごと」まで、ボリューム満点のご依頼もぜひお任せください。

  • 買取店に持ち込むのが面倒
  • 誰にも見られずに売却したい(宅配買取◎)
  • まとめて一気に手放したい

このようなご要望にお応えします。

組立本舗が、あなたとプラモデルの「架け橋」になります。

ぜひお気軽にお問い合わせください。