プラモデルの表面処理の手順|初心者でも失敗しないコツと買取前にチェックしたいポイント
プラモデルの仕上がりを美しく見せるために欠かせないのが「表面処理」です。
パーツのゲート跡や合わせ目を整え、塗装前にしっかり下地を作ることで、完成後の見映えや質感が大きく変わります。
ただ、ヤスリの番手選びや削りすぎなど、初心者がつまずきやすいポイントも多い工程です。また、仕上がりの丁寧さは、将来的にプラモデルを買取に出す際の査定にも影響することも。
そこで、この記事では、表面処理の基本手順から、初心者でも失敗しにくいコツ、さらに買取前に確認しておきたいポイントまで詳しく解説します。
Contents
プラモデルの表面処理とは
プラモデルの「表面処理」とは、組み立て前後のパーツ表面を整え、塗装や仕上げを美しく見せるための下準備作業を指します。
ゲート跡やパーティングラインを消したり、表面の凹凸を均したりすることで、塗装の乗りが良くなり、完成後の質感や耐久性も大きく変わります。
表面処理は、見た目の美しさだけでなく、長期的に塗膜を安定させるうえでも欠かせない工程です。
プラモデルの表面処理の基本手順

プラモデルの表面処理は、一気に完成させるものではなく、以下の段階を踏んで丁寧に進めていくことが大切です。
- ゲート処理とパーツ分け
- やすり・パテ処理の流れ
- サーフェイサー塗装のポイント
それぞれの工程をきちんと行うことで、塗装後の完成度が格段に高まるので、ぜひ参考にしてください。
1. ゲート処理とパーツ分け
ランナーから切り離したパーツには必ずゲート跡が残ります。これを処理せずに組み立てると、塗装後に目立ってしまうため、ニッパーやナイフで整えるのが重要です。
また、複雑な形状のパーツは、一度に全体を処理しようとせず、パーツごとに分けて丁寧に仕上げると作業効率も上がります。
2. やすり・パテ処理の流れ
ゲート処理を終えたら、表面全体をやすりで整えます。粗い番手から細かい番手へと段階的にかけていくことで、滑らかに仕上げられるでしょう。
パーツ同士の合わせ目や隙間だけでなく、成形時にできるヒケ(樹脂の収縮によるへこみ)もこの段階でチェックします。
ヒケが残っていると塗装後に目立つため、パテで埋めて平らに整えてから再度やすりがけを行うと、より自然で美しい仕上がりになります。
3. サーフェイサー塗装のポイント
最後の工程では、サーフェイサーを吹き付けて表面を均一に整えます。
サーフェイサーは下地として塗装の密着性を高めるだけでなく、細かな傷や凹凸を確認できる役割もあります。
気になる箇所が見つかったら再度やすりをかけ、最終的に滑らかで均一な表面を作り上げることが、塗装の完成度を左右します。
プラモデルの表面処理に必要な道具・材料
表面処理をきれいに仕上げるためには、適切な道具や材料をそろえることが大切です。
ゲート跡や傷を整えるやすり、形状を補うパテ、下地を整えるサーフェイサーなど、それぞれ役割が異なります。
ここでは、基本的に揃えておきたい3つのアイテムを確認していきます。
- やすりの種類と使い分け
- パテの種類と特徴
- サーフェイサーのタイプと選び方
1. やすりの種類と使い分け
やすりは、表面処理に欠かせない道具のひとつです。荒削りから仕上げまで、粒度(番手)の異なるやすりを用意しておくと便利です。
- 粗い番手(#240〜#400):ゲート跡や大きな段差を削るときに使用
- 中間番手(#600〜#800):表面を均して滑らかにする用途
- 細かい番手(#1000以上):塗装前の仕上げ磨きに使用
また、スティックタイプやスポンジタイプなど形状も様々で、平面や曲面など対象部位によって使い分けると効率的に作業できます。
2. パテの種類と特徴
パテは、傷や隙間を埋めたり、形を修正したりする際に使用します。代表的な種類には以下のものがあります。
- ラッカーパテ:乾燥が早く、削りやすい。小さな傷や凹みの修正に適している
- エポキシパテ:強度が高く、造形や大きな欠損部分の補修に向いている
- 光硬化パテ:紫外線ライトで短時間硬化でき、スピード作業に便利
用途に応じてパテを使い分けることで、作業効率と仕上がりが大きく変わるものです。目的に応じて適切な種類を選ぶことが、きれいな仕上がりへと近づくでしょう。
3. サーフェイサーのタイプと選び方
サーフェイサーとは、表面の微細な傷や削り跡を埋め、塗装前の下地を整えるための塗料です。種類によって仕上がりや用途が異なります。
- グレータイプ:最も一般的で、傷のチェックや下地処理に使いやすい
- ホワイトタイプ:明るい色の塗装をする際に下地が透けにくくなる
- ブラックタイプ:メタリック塗装や深みのある発色を出すときに効果的
模型の色や質感に合わせてサーフェイサーを選ぶことで、塗装の完成度をさらに高められます。
プラモデルの表面処理で初心者が失敗しやすいポイント

表面処理はプラモデルの完成度を大きく左右しますが、慣れないうちはつい力を入れすぎたり、手順を誤ってしまうことがあります。
以下で、特に初心者が注意すべき失敗例をまとめました。
- 削りすぎによる形の崩れ
- パテのひび割れや剥離
- サーフェイサーの厚塗り
1. 削りすぎによる形の崩れ
ゲート処理や表面の段差をなくすためにやすりを使いますが、力を入れすぎてしまうとパーツの形そのものが変わってしまうことがあります。
特に、角や細い部分は削りやすく、元のディテールが失われやすいので注意が必要です。やすりは粗さを段階的に変えて、少しずつ整えるのが基本であることを覚えておきましょう。
2. パテのひび割れや剥離
パテのひび割れや剥離は、パテを厚く盛りすぎたり、乾燥時間を十分に取らなかったりした場合に起こりやすいトラブルです。
ひび割れや剥離があると塗装後に目立ってしまうため、必ず薄く均一に盛り、完全に硬化してから次の工程に進むことが大切です。
また、使用する素材とパテの相性にも気を配りましょう。
3. サーフェイサーの厚塗り
下地作りに欠かせないサーフェイサーですが、一度に厚く吹き付けてしまうと表面がボコボコになったり、ディテールが埋まってしまうことがあります。
それを防ぐためには、数回に分けて薄く吹き付けることを意識し、パーツ全体に均一に乗るように調整しましょう。すると、仕上がりが格段にきれいになるはずです。
プラモデルの表面処理|上級テクニック
基本的な表面処理に慣れてきたら、より完成度を高めるための上級テクニックにも挑戦してみてはいかがでしょうか。
細かな磨きや仕上げの工夫によって、作品の質感や印象は大きく変わります。
ここからは、さらに一歩進んだ表面処理の方法を3つ紹介します。
- 磨き仕上げ(コンパウンド・研磨剤)
- 光沢仕上げとつや消し仕上げへの影響
- 表面処理と塗装の相性
1. 磨き仕上げ(コンパウンド・研磨剤)
塗装面やサーフェイサー後の表面をコンパウンドや研磨剤で磨くと、微細な凹凸がならされ、つややかな仕上がりになります。
特に、光沢塗装を行う場合には必須の工程で、鏡面のような美しい質感を実現できます。粗い研磨剤から細かい研磨剤へと段階的に使い分けるのがコツです。
2. 光沢仕上げとつや消し仕上げへの影響
表面処理の仕方によって、光沢仕上げやつや消し仕上げの完成度が左右されます。
表面がしっかり整えられていれば、光沢塗装ではより深みのある輝きが出やすく、つや消し仕上げではムラのない均一な質感が得られるでしょう。
逆に、処理不足だと、塗膜に凹凸や曇りが出てしまうため注意が必要です。
3. 表面処理と塗装の相性
表面処理は塗装との相性も大切です。たとえば、金属感を出すメタリック塗装やキャンディ塗装は下地の滑らかさが仕上がりを大きく左右します。
一方で、ウェザリングや質感表現を重視する場合は、あえて表面を完全に磨きすぎない方が自然な仕上がりになることもあります。
塗装の目的に合わせて、表面処理の仕方を調整するのが上級者ならではの工夫と言えるでしょう。
関連記事:プラモデルのキャンディ塗装のやり方は?手順とコツ、注意点
表面処理を施したプラモデルの買取
プラモデルの表面処理は完成度を高めるために欠かせない工程ですが、買取の際にはどのように評価されるのでしょうか。
ここでは、表面処理の有無や仕掛かり状態による査定への影響、注意すべきポイントについて解説します。
表面処理の有無で買取価格は変わる?
基本的に、組み立て済みのプラモデルはジャンク品として扱われることが多く、表面処理の有無で大きな価格差は出ません。
ただし、丁寧に仕上げられたものは見た目の印象が良く、査定でプラスに働くことも。
一方、作業が途中で止まっている「仕掛かり品」は減額の対象となる場合があります。
減額されやすい仕掛かり品の状態
減額の対象となりやすいのは、作業が途中で止まっていたり、仕上げが不十分な状態のプラモデルです。
たとえば、粗いやすり跡や削りムラが残っているもの、パテ埋めが途中で止まっているもの、サーフェイサーを吹いただけで塗装が完了していないものなどが該当します。
また、接着が甘くパーツがはがれやすくなっている場合も未完成とみなされ、完成品としての価値が下がる傾向にあります。
こうした仕掛かり品は再販時に手直しの手間がかかるため、査定では減額されやすいのが実情です。
買取を検討する際は、できる限り仕上げまで完成させてから依頼することで、より良い印象と評価を得やすくなります。
買取時に注意すべきポイント
表面処理の状態について、特別に気をつける必要はありませんが、埃や汚れが付着している場合は軽く拭き取るなど、見た目を整えておくのが理想です。
また、ランナーや説明書、箱などの付属品が揃っていると、査定額が安定しやすくなります。
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関連記事:完成品プラモデルは買取可能?査定額がつく条件と注意点を解説
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