2026年02月6日  雑学・小ネタ

フィギュアの正しい洗い方|素材別の注意点と失敗しないお手入れ方法

フィギュアの正しい洗い方|素材別の注意点と失敗しないお手入れ方法

フィギュアは飾っているうちに、ホコリやベタつきなどの汚れが少しずつ溜まっていきます。

しかし、「水洗いしても大丈夫?」「塗装が落ちないか心配」と、正しい洗い方がわからず手をつけられない方も多いはずです。

今回は、フィギュアを安全に洗うための手順から、素材・パーツ別の注意点、やってはいけないNG行為まで、フィギュアの洗い方に役立つ情報をわかりやすく解説します。

Contents

フィギュアは洗える?

フィギュアについたホコリや汚れを落としたいと考えたとき、「水で洗っても大丈夫なのか」「どこまでお手入れしてよいのか」と迷う方は多いものです。

結論として、フィギュアは正しい方法を守れば洗えるものが多い一方で、素材や構造、塗装の種類によっては 水洗いがNGのタイプも存在します。

また、洗い方を誤ると、

  • 塗装剥げ
  • 色移り
  • パーツの変形

など、かえって状態を悪くしてしまうこともあります。

そのため、「どの部分が洗えて、どこに注意が必要か」を理解してから作業することをおすすめします。

フィギュアの洗い方|素材別の注意点

フィギュアの洗い方|素材別の注意点

フィギュアと一口に言っても、使われている素材によって、洗えるもの・洗ってはいけないものが異なります。

正しい素材知識を知っておくことで、塗装剥がれ・変形・破損といったトラブルを防ぎながら安全にお手入れができます。

そこで、ここでは、特に注意したい素材ごとのポイントを解説します。

【フィギュアの洗い方|素材別の注意点】
  1. PVC・ABS製フィギュアは基本的に水洗いOK
  2. 布・金属・電飾パーツは洗浄NGまたは注意が必要
  3. 塗装面はこすらないのが原則

1. PVC・ABS製フィギュアは基本的に水洗いOK

市販フィギュアでもっとも多い素材は PVC(塩ビ) と ABS樹脂 です。

これらの素材は水に強く、ぬるま湯+中性洗剤でやさしく洗う程度なら問題ありません。

  • 汚れ落とし
  • ベタつきの軽減
  • ホコリ・皮脂の除去

といった日常メンテナンスに向いています。

ただし、熱湯は変形の原因になるためNG。40℃以下のぬるま湯が安全な目安です。

2. 布・金属・電飾パーツは洗浄NGまたは注意が必要

フィギュアによっては、素材が複数組み合わさっているものもあります。

布製衣装(ドール系や可動フィギュア)
 → 水洗いで色落ち・縮み・シワが発生するため非推奨
金属パーツ
 → 錆び・腐食の原因になるので水に浸すのは危険
電飾・電池内蔵タイプ(特撮系・プレミアム系で多い)
 → 水が内部に入ると故障の恐れがあるので絶対NG

これらのパーツは 「部分的な乾拭き」や「エアダスター」 などで対処するのが基本です。

3. 塗装面はこすらないのが原則

フィギュアの塗装は非常にデリケートで、特に ラメ・パール塗装、グラデーション仕上げ は摩擦に弱い傾向があります。

水洗い自体は問題なくても、スポンジでこする・強く撫でる といった行為は塗装剥げの原因になるため避けましょう。

安全な洗い方のポイントは次の通りです。

  • 指でこすらず「押し洗い」
  • 柔らかい筆でごく軽くなでる程度
  • タオルで拭くときは押し当てて水分を取るだけ

特に、塗膜の薄い部分や細かい塗り分け部分は注意が必要です。

フィギュアの正しい洗い方|基本の手順

ここからは、フィギュアを傷めずに汚れを落とすための基本的な洗い方を順を追って紹介します。

【フィギュアの正しい洗い方|基本の手順】
  1. 柔らかいブラシでホコリを落とす
  2. ぬるま湯+中性洗剤で優しく押し洗いする
  3. タオルで水気を取って自然乾燥させる

1. 柔らかいブラシでホコリを落とす

フィギュアをいきなり水につけるのではなく、最初に、細部に溜まったホコリを落としておくことが大切です。

メイクブラシやカメラ用ブロアーのような柔らかい道具を使うと、繊細なパーツを傷つけずに表面の汚れを除去できます。

事前のホコリ取りを丁寧に行うことで、洗浄時の汚れの広がりや塗装への負担を減らせます。

2. ぬるま湯+中性洗剤で優しく押し洗いする

ホコリが取れたら、30〜40℃ほどのぬるま湯に少量の中性洗剤を溶かし、フィギュアを静かに浸して洗います。

こすり洗いは塗装剥げの原因になるため、指の腹で「軽く押すようにして」汚れを浮かせるのがポイントです。

複雑な造形部分は無理に力を入れず、汚れが落ちるまでゆっくり時間をかけて扱いましょう。

3. タオルで水気を取って自然乾燥させる

フィギュアを洗い終えたら、柔らかいタオルで軽く押さえるようにして水分を吸い取り、直射日光の当たらない場所で自然乾燥させます。

ドライヤーの温風は変形の原因になるため避け、完全に乾くまでしっかり時間を置くことが大切です。

水分が残ったまま保管すると、カビや変色の原因になる場合もあるため、乾燥工程は丁寧に行いましょう。

フィギュアの洗い方|パーツ別に気をつけたいポイント

フィギュアの洗い方|パーツ別に気をつけたいポイント

フィギュアには、関節やジョイント、布小物、電飾など、水に弱いパーツや繊細な構造が多く含まれています。

素材としては洗えるタイプであっても、パーツのつくりによっては水が大きなダメージになることもあります。

ここでは、洗うときに特に注意したい 、壊れやすい部分のポイント をまとめて解説します。

【フィギュアの洗い方|パーツ別に気をつけたいポイント】
  1. 可動フィギュアは関節・ジョイントの水分に要注意
  2. 布製衣装や付属品は基本「洗わない」が安全
  3. 電飾・電池内蔵フィギュアは水厳禁

1. 可動フィギュアは関節・ジョイントの水分に要注意

可動タイプのフィギュアは、関節部分に細かなすき間があります。

ここに水が入り込むと、

  • ジョイント内部の錆び
  • 可動部の緩み
  • 逆に固着して動かなくなる
  • 内部パーツの劣化

など、見た目にはわからない深刻なトラブルに発展することがあります。

そのため、可動フィギュアを洗う場合は、関節部分に直接水を当てない・浸け置きしないことが基本です。洗った後も、関節周りの水気をしっかり拭き取り、完全に乾燥させる必要があります。

2. 布製衣装や付属品は基本「洗わない」が安全

布の衣装や小物パーツは、洗うと次のようなリスクがあります。

  • 縮む
  • 色落ちする
  • 接着部分が剥がれる
  • 形が崩れる
  • シワが取れなくなる

このように、布パーツは非常にデリケートなため、基本的には洗浄はNG。ホコリを軽く払う程度に留め、無理に水洗いはしない方が安全です。

3. 電飾・電池内蔵フィギュアは水厳禁

LEDや電池を内蔵したフィギュアは、絶対に水を使ってはいけません。

水が内部に入ると、

  • 短絡(ショート)
  • 電池の腐食
  • LEDの故障
  • 基板の錆び

など、取り返しのつかないトラブルにつながります。

このタイプのフィギュアは、乾いた布で拭く・ブロアーでホコリを飛ばすなど、「乾式クリーニング」のみが推奨されます。

フィギュアの汚れの種類別|正しい落とし方

フィギュアの汚れにはいくつか種類があり、それぞれ原因が異なるため、適した対処方法も変わります。

無理な力でこすったり、不適切な洗剤を使ったりすることは、塗装剥げや色移りにつながるため、汚れのタイプに合わせたケアを行うことが大切です。

ここでは、代表的な汚れごとの安全な落とし方をまとめます。

【フィギュアの汚れの種類別|正しい落とし方】
  1. ベタつき汚れは中性洗剤・重曹水・ベビーパウダーで軽減
  2. 黒ずみ・ホコリ汚れはブラシ+中性洗剤が効果的
  3. 黄ばみは洗っても落ちにくい

1. ベタつき汚れは中性洗剤・重曹水・ベビーパウダーで軽減

フィギュアのベタつきは、PVC素材に含まれる可塑剤(かそざい)が表面ににじみ出ることで発生します。

経年劣化が原因のため完全に元に戻すのは難しいものの、中性洗剤のぬるま湯洗い、もしくは重曹を溶かした重曹水で優しく洗うと軽減できます。

また、洗って乾燥させた後にベビーパウダーを薄くはたく方法も有効です。パウダーが表面のベタつきを吸収し、触った際の不快感を抑えられます。

ただし、塗装面をこするのはNG。あくまで押し洗いを基本に進めましょう。

2. 黒ずみ・ホコリ汚れはブラシ+中性洗剤が効果的

細かい隙間に入り込んだホコリや黒ずみは、柔らかいブラシ(化粧ブラシ・カメラ用ブラシ)で払った後、中性洗剤で軽く洗うという手順が効果的です。

無理にこすらず、汚れが浮いてくるのを待つのがポイント。黒ずみは皮脂汚れが原因の場合も多く、中性洗剤で落ちやすい傾向にあります。

ただし、金属パーツやデリケートな塗装は強い摩擦に弱いため、力加減には注意してください。

3. 黄ばみは洗っても落ちにくい

黄ばみは紫外線による変色が主な原因で、洗浄ではほとんど改善しません。

見た目の変色ではなく素材そのものが変質しているため、重曹や漂白剤など強い薬品を使うのは逆効果です。

黄ばみ対策として最も重要なのは「予防」で、以下のような環境づくりに努めましょう。

  • 日光の当たらない場所で保管する
  • UVカットケースを使う
  • 高温多湿を避ける

もし黄ばみが気になる場合は、専門業者でのリペイント・レストアという選択肢もありますが、コストがかかるため注意が必要です。

関連記事:プラモデルの上手な保管方法|キットをきれいに保つコツ

フィギュアを洗ったあとの正しい保管方法

フィギュアをきれいに洗ったあと、その状態を長く保つためには「乾燥後の保管環境」がとても重要です。

せっかく汚れが落ちても、日光・湿気・ホコリなどにさらされると、再び劣化や汚れが進んでしまいます。

ここでは、洗浄後のフィギュアを良い状態で保管するための基本ポイントを紹介します。

【フィギュアを洗ったあとの正しい保管方法】
  1. 日光を避けて紫外線劣化を防ぐ
  2. 高温多湿を避ける
  3. ケースや棚でホコリ対策を徹底する

1. 日光を避けて紫外線劣化を防ぐ

フィギュアの黄ばみや退色の最大の原因は紫外線です。

洗った直後は水分が抜ける過程で素材がデリケートになりやすいため、直射日光の当たらない場所で乾燥・保管するようにしましょう。

特に窓際は紫外線量が多いため避け、透明ケースを使う場合はUVカット仕様のものを選ぶと劣化防止に効果的です。

2. 高温多湿を避ける

湿気はカビの原因になり、フィギュアや台座、衣装パーツの劣化を早めます。

洗ったあとに少しでも水分が残っていると、湿度の影響でパーツが傷みやすいため、必ず完全に乾燥させることが必要です。

保管場所の理想は、以下のような環境です。

  • 風通しが良い
  • 湿気がこもらない
  • エアコンの直風が当たらない

クローゼット内に保管する場合は、乾燥剤を一緒に置いて湿気対策を行いましょう。

3. ケースや棚でホコリ対策を徹底する

ホコリは見た目を損なうだけでなく、油分と混ざって黒ずみ汚れになる原因にもなります。

洗ったばかりのフィギュアは静電気でホコリを吸着しやすいため、ケースやガラス棚での保管が最も安全です。

  • 密閉度の高いディスプレイケース
  • 扉付きのガラス棚
  • アクリルケース

などを活用すると、ホコリの付着を大幅に防げます。

ケースに入れない場合は、こまめにハケやブロアーでホコリを落とす習慣をつけると、長くきれいな状態を保てるでしょう。

関連記事:箱なしフィギュアは買取できる?査定額が下がる理由と高く売るコツを解説

フィギュアの洗い方と買取価格の関係

フィギュアの洗い方と買取価格の関係

フィギュアをきれいな状態で保つことは、鑑賞のためだけでなく、将来的に買取へ出す際にも大きなメリットがあります。

ただし、正しい知識を持たないまま洗浄すると、かえって状態を悪化させてしまい減額につながるケースもあるため注意が必要です。

ここからは、洗浄と査定額の関係について押さえておきたいポイントを解説します。

【フィギュアの洗い方と買取価格の関係】
  1. 間違った洗浄で減額対象に
  2. 軽いホコリや指紋は事前に掃除したほうが印象が良い
  3. 「落ちない汚れ」は査定に影響する

1. 間違った洗浄で減額対象に

フィギュアの塗装は思っている以上に繊細で、強くこする・溶剤を使う・長時間水に漬けるといった誤った洗い方をすると、塗装剥げや色移りの原因になります。

こうした傷みは修復が難しく、確実に減額対象となってしまいます。

可動部の関節に水が入り、錆びや緩みが発生した場合も同様に評価が下がるため、洗浄時は素材や構造に合わせて慎重に扱うことが重要です。

2. 軽いホコリや指紋は事前に掃除したほうが印象が良い

軽度のホコリや皮脂汚れは、査定前に軽く拭き取っておくことで見た目の印象が大きく改善し、減額を防ぎやすくなります。

やわらかい布やブロアーでホコリを取るだけでも、写真査定や現物チェックの際に「丁寧に扱われていた品」と判断されやすくなり、買取店側としても評価がしやすい状態になります。

ただし、無理に手を加えて破損リスクを高める必要はありません。軽い掃除程度で十分です。

3. 「落ちない汚れ」は査定に影響する

経年劣化で起こるベタつきや、紫外線による黄ばみは、洗っても完全には落ちないケースが多く、どうしても査定に影響します。

  • ベタつき → 程度が軽ければ減額は5%前後
  • 黄ばみ → 元に戻せないため減額率が高め
  • 落ちない黒ずみ・変色 → 部分的なら小幅減額、広範囲で素材そのものが変質しているものなら大幅減額や買取不可の可能性

このように、洗浄だけでは改善できない汚れは状態ランクに直結するため、可能であれば日頃の保管で、湿気や紫外線を予防することが最も効果的です。

関連記事:未開封フィギュアは高く売れる?高価買取のポイントと注意点とは

組立本舗は、プラモデルやフィギュアの買取店です!

いつの間にか積み上がった「積みプラ」たち。
「いつか時間ができたら作ろう」と思って、押し入れの奥に眠ったままになっていませんか?

そして、ふと考えることはありませんか?
「もしも自分の身に何かあったら、このプラモたちはどうなってしまうんだろう…?」

また、故人が生前に作るのを楽しみにしていたプラモデル、価値があるのか分からないけど、捨てるのはもったいない。

でも、やっぱり価値はわからない。

そんな想いを抱えていませんか?

組立本舗では、そうしたプラモデルたちを、まるごと一括で買取いたします。

  • 誰かに適当に処分されるくらいなら…
    自分で集めたモノは、自分の手で嫁ぎ先を見つけたい。
  • 想いを込めて集めたプラモデル
    捨てるなんてとてもできない。だからこそ、価値のわかる人に対応してもらいたい。

そんなときは、まとめて箱に詰めて送るだけでOK!
簡単・スピーディーに片付きます。

価値がわからなくても、買取専門スタッフがしっかり査定いたしますのでご安心ください。

なお、大量にある場合には、出張買取をご提案できることもございます。
※出張買取は基本的にその場での査定ではなく、一旦お預かりし、後日改めて買取価格をご案内いたします。量に応じて全国対応可能です。

ジャンルを問わず、未組立のプラモデルや模型であれば買取対象です。

ご自宅にいながら手間なく進められるのが特長で、査定後はスムーズにご入金まで対応いたします。
(※ご入金前にご依頼人様限定郵便のお受け取りが必要なケースもございます。)

「押し入れいっぱい」から「家中まるごと」まで、ボリューム満点のご依頼もぜひお任せください。

  • 買取店に持ち込むのが面倒
  • 誰にも見られずに売却したい(宅配買取◎)
  • まとめて一気に手放したい

このようなご要望にお応えします。

組立本舗が、あなたとプラモデルの「架け橋」になります。

ぜひお気軽にお問い合わせください。