ガンプラの折れたパーツは直せる?修理の方法と売却時の注意点

ガンプラを組み立てていると、うっかりパーツを折ってしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。お気に入りのキットや絶版品の場合、そのショックは大きいものです。
しかし、パーツが折れたからといって諦める必要はありません。接着や補強といった修理方法をうまく活用すれば、見た目や強度をある程度回復させることができます。
また、修復後のガンプラを手放したい場合には、買取査定での評価や注意すべきポイントも押さえておく必要があります。
この記事では、折れたパーツの直し方から、売却時の注意点まで詳しく解説します。
Contents
ガンプラのパーツが折れる原因とは?
ガンプラを組み立てる際、特に関節やアンテナ、武器といった細く繊細なパーツは折れやすくなります。
折れる主な原因は、組み立て中に力を入れ過ぎることや、長期間の保管による樹脂の劣化です。
経年劣化で素材が脆くなると、わずかな衝撃でも破損してしまうことがあります。
さらに、組み立て時の無理な取り付けや、パーツ同士の干渉による圧力も折れの原因となることがあります。
折れやすい箇所や原因を理解しておくことで、事前の注意や補強方法の選択がしやすくなり、パーツを長持ちさせることにつながります。
折れたパーツの直し方・補修方法

ガンプラのパーツが折れてしまった場合でも、正しい方法で補修すれば元の形状や強度をある程度取り戻すことができます。
ここでは、簡単にできる補修方法から、少し手間をかけた補強方法まで紹介します。
瞬間接着剤で接着する
小さな折れやヒビには、瞬間接着剤が最も手軽で効果的です。
まず折れた面をきれいに揃え、余分な接着剤をつけすぎないよう注意しながら接着します。乾燥中は軽く固定して動かさないことが重要です。
可動部分や関節に使う場合は、接着剤がはみ出さないよう爪楊枝やマスキングテープで保護すると失敗が少なくなります。
また、乾燥後に微調整が必要な場合は、ヤスリやペーパーで形を整えることもできます。
ピンバイスと真鍮線で補強する
細長いパーツや関節部分が折れやすい場合は、接着だけでなく内部補強が有効です。
ピンバイスで折れたパーツの両端に小さな穴を開け、そこに真鍮線を差し込んで接着します。
この方法により、接着だけでは弱い部分も強度が増し、可動部分でも安心して使用が可能になります。
穴の深さや真鍮線の太さはパーツに合わせて調整し、差し込みすぎると割れることがあるので慎重に作業しましょう。
パテで再形成・整形する
欠けた部分や形が崩れた箇所には、模型用パテを使って再形成する方法があります。
それは、パテを盛り付けて大まかな形を作り、乾燥後にペーパーやデザインナイフで整形する方法です。
この方法は、折れた痕跡を目立たなくするだけでなく、元のパーツより強度を持たせることも可能です。
複雑な形状の場合は、薄く何度か重ねて盛ると割れにくく仕上がります。
また、塗装前に表面を滑らかに整えておくと、完成後も違和感がほとんどなくなります。
パーツ請求を活用する
BANDAIの公式パーツ請求制度を利用すれば、折れたパーツを新品に取り替えることができます。
パーツ請求のメリットは、補修よりも仕上がりがきれいで、強度も元の状態とほぼ同等になる点です。
ただし、キットやパーツによって費用や手続き方法が異なるため、事前に公式サイトで確認しておくことが大切です。
請求後は、届いたパーツを元の箇所に慎重に取り付けることで、完成品としての見た目や可動性能を損なわずに復元できます。
関連記事:プラモデルは未開封だと高く売れる?査定基準や保管時の注意点とは
折れたガンプラパーツの修復後の注意点と見た目を整えるコツ
折れたパーツを修復した後は、ただ接着するだけでなく、見た目や強度にも気を配ることが大切です。補修箇所が弱いと可動部分が壊れやすくなり、塗装や仕上げが不十分だと完成品としての美しさが損なわれます。
ここでは、修復後に注意すべきポイントと、見た目をきれいに整える具体的な方法を紹介します。
接合部の強度チェックと補強
接着後は、まずパーツがしっかり固定されているかを確認します。
関節や武器など負荷のかかる部分は、瞬間接着剤だけでなく、ピンバイスで穴を開けて真鍮線を通すなどの補強を行うと、可動させても折れにくくなります。
また、補強線が見える場合は、後で塗装やパテで隠すことで見た目を整えられます。特に細いパーツや角度がつく部分は、補強を二重に行うと安全です。
表面処理と塗装で仕上げを整える
補修箇所の段差や接着跡は、紙やすりで丁寧に削り、表面を滑らかに整えます。細かい部分は爪楊枝や精密ヤスリで調整すると、元の形状に近づけやすくなります。
その後、塗料で色を補正します。元の色に合わせて薄く何度か重ね塗りすると、補修箇所が自然に見えるようになります。
スミ入れやウェザリングを行う場合も、補修部分に違和感が出ないように注意しましょう。
可動部分や細部の確認
修復したパーツが可動部分の場合は、組み立て後に必ず動かしてみて、引っかかりや緩みがないかを確認します。
必要に応じて接着や補強をやり直し、可動性と耐久性のバランスを整えます。
また、補修した関節部分には無理に力を加えず、最初は軽く動かして馴染ませることがポイントです。
細部にわたる仕上げや調整を行うことで、完成品としての完成度を維持しつつ、長く楽しむことができます。
折れたパーツを修復したガンプラは売れる?
折れたパーツを修復したガンプラでも、状態や修復方法によっては買取の対象になります。
ただし、完成品として組み立てられた状態で修復している場合は、基本的にジャンク品として扱われることが多く、査定額は未修復や未組立品より低めになる点に注意が必要です。
修復済み完成品の買取ポイント
修復箇所が目立たず、全体的に状態が良好であれば、買取は可能です。
接着や補強が丁寧に行われていること、塗装のはがれや段差が少ないことが評価につながります。
また、元箱や説明書、余剰パーツが揃っていると、査定時にプラス要素として考慮されます。
修復前のジャンク状態でも価値があるケース
未修復でパーツが欠けたり折れたりしていても、キットの希少性や限定品であれば買取対象になることがあります。
こうした場合は、ジャンク品としてまとめて査定することで、単品ではつかない価値が認められることもあります。
パーツ請求を利用した修復の場合
BANDAIの公式パーツ請求制度を使って純正パーツで修復した場合も、評価は基本的に変わりません。
純正かどうかを見分けるのは難しいため、査定上は通常の修復品と同じ扱いとなります。
関連記事:作りかけプラモデルの買取事情|完成度・状態による違いはある?
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