プラモデルのヒケとは?原因ときれいに処理するための基本方法を解説
プラモデルのヒケとは、パーツの表面にできる小さな凹みや歪みのことを指します。
成形時に樹脂が冷えて収縮することで発生し、組み立て中や塗装後に気づくことが多く、仕上がりの美しさを左右する厄介なポイントです。
しかし、ヒケは正しい知識と手順で処理すればきれいに補修できます。
この記事では、ヒケの原因や発生しやすい箇所、初心者でもできる処理方法と対策についてわかりやすく解説します。
Contents
プラモデルのヒケとは
プラモデルの「ヒケ」とは、パーツの表面にできる小さな凹みや歪みのことを指します。
主に成形時にプラスチックが冷えて収縮することで発生し、厚みのある部分や裏側にリブ(補強)構造がある箇所などで起こりやすい現象です。
見た目には光を当てたときにわずかなへこみや陰影として現れ、塗装後に目立つ場合もあります。
完成度の高い仕上がりを目指すモデラーにとっては、ヒケの有無が作品全体の印象を左右する重要な要素となります。
プラモデルのヒケが発生する原因

ヒケは、プラモデルの成形過程で起こる物理的な現象です。
見た目上の凹みではありますが、根本的には素材の性質や成形条件に起因するため、原因を理解しておくことで予防や対処がしやすくなります。
ここでは主な発生要因4つを整理して紹介します。
【プラモデルのヒケが発生する原因】
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1. プラスチックの収縮によるもの
プラモデルのパーツは、溶かした樹脂を金型に流し込み、冷却して固めて作られます。この冷却過程で、樹脂がわずかに収縮します。
厚みのある部分ほど冷えにくく、収縮差が生じるため、表面に凹み(ヒケ)が発生するのです。
2. パーツ形状や肉厚の違い
同じパーツ内でも、厚みや形状にムラがあると、冷却スピードに差が出ます。
特に、裏側にリブ(補強用の出っ張り)がある部分はヒケが出やすく、見た目の平面部分に影響することがあります。
3. 成形温度や射出条件の影響
金型の温度や射出圧力が適切でない場合にも、ヒケが発生します。
温度が高すぎると収縮量が増え、低すぎると樹脂が十分に流れず、表面の不均一につながるのです。
4. 塗装や乾燥による表面収縮
成形後の塗装やコーティング工程でも、塗膜の乾燥や硬化によってわずかな収縮が起こることがあります。
特に、厚塗りや乾燥不足の状態では、塗膜の引っ張りによって凹みが発生しやすく、これがヒケのように見える原因になります。
光沢塗装では光の反射で目立ちやすくなるため、薄く均一に仕上げることが重要です。
関連記事:プラモデル塗装の乾燥時間の目安|失敗しない乾かし方と買取時のポイント
ヒケの見分け方・確認方法
プラモデルのヒケは、光の当たり方や角度によって見え方が変わるため、気づかないまま塗装に進んでしまうこともあります。
完成後に目立つことを防ぐためにも、早い段階で丁寧に確認しておくことが重要です。
ここからは、ヒケを見分けるための代表的な方法を3つ紹介します。
【ヒケの見分け方・確認方法】
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1. 目視での確認
まずは、自然光や蛍光灯の下でパーツ表面を観察します。ヒケは成形不良によるわずかな凹みのため、光の反射具合が周囲と異なり、影のように見えることがあります。
平面や広い装甲部分、車体のボンネットなどはヒケが出やすいため、角度を変えながら確認すると発見しやすくなります。
2. 光を当てて確認
ペンライトや卓上ライトを斜めから当てることで、表面のわずかな凹凸が浮かび上がります。光を滑らせるように当てると、ヒケの部分が影になって見えるのが特徴です。
明暗の差で判断できるため、細かいヒケを見逃しにくい方法と言えるでしょう。
塗装前のサーフェイサーを吹いた後に再度この確認を行うと、表面の状態をより正確に把握できます。
3. 触感や指先での確認
光の反射ではわかりにくい浅いヒケは、指先でなぞることで検知できます。表面を軽くなでたときに、わずかに凹みを感じる箇所があれば、それはヒケの可能性があります。
特に、光沢の少ないパーツや曲面部分では、視覚よりも触覚のほうが確実です。ヤスリがけ前にこの工程を行うと、後の修正がスムーズになります。
プラモデルのヒケの処理方法
塗装前に表面を整えるうえで、ヒケの処理は欠かせません。放置すると光の反射で凹みが目立ち、完成後の仕上がりを損ねてしまいます。
そこで、ここからは、ヒケをきれいに処理するための基本的な手順を紹介します。
【プラモデルのヒケの処理方法】
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1. 浅いヒケの処理
浅いヒケであれば、サーフェイサーを数回吹き重ねることで目立たなくできます。
乾燥後に400〜800番程度のやすりで表面を均一に整えると、滑らかな仕上がりになるでしょう。
2. 深いヒケの処理
深めのヒケは、パテを使って埋めるのが基本です。ラッカーパテや瞬間接着パテを薄く盛り、完全に乾燥してからやすりで平らに仕上げます。
その後、再度サーフェイサーを吹いて、凹みが残っていないか確認しましょう。
3. 仕上げとチェック
すべての処理が終わったら、全体にサーフェイサーを吹き、表面の状態を最終確認します。
凹みや段差がなければ処理完了です。丁寧に整えた表面は、塗装後の発色やツヤの仕上がりを大きく向上させます。
プラモデルヒケのヒケを防ぐポイント

ヒケは一度できてしまうと修正に手間がかかるため、できるだけ発生を防ぐことが重要です。
ここでは、製作段階で意識しておきたいヒケ防止のポイントを紹介します。
【プラモデルのヒケを防ぐポイント】
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1. 接着剤の量を控えめにする
ヒケの主な原因は、接着剤や溶剤によってプラスチックが溶け、乾燥時に収縮することです。接着剤を多く塗りすぎると、内部から溶けすぎて凹みが生じやすくなります。
そのため、接着面だけに薄く均一に塗ることを心がけましょう。
2. 肉厚のパーツに注意する
プラスチックの厚みがある部分は、冷却時に内側から収縮してヒケが起きやすくなります。
そこで、組み立て前に、裏面を軽く削って肉厚を均一にしておくと、ヒケのリスクを軽減できます。特に、戦車やロボット系などの大型パーツでは効果的です。
3. パテやプラ板で裏打ちする
薄いパーツや広い面には、裏からパテやプラ板を貼って補強しておくと、成形時の歪みや収縮を抑えられます。
ヒケが出やすい部分をあらかじめ補強しておくことで、塗装後の表面の歪みを防げます。
4. 乾燥・硬化時間を十分に取る
接着やパテ処理の後にすぐやすりがけや塗装をすると、内部の溶剤が完全に抜けきらず、後からヒケが出ることがあります。
季節や気温にもよりますが、24時間以上の乾燥を目安に、十分な時間を置くと安心でしょう。
関連記事:プラモデルの材質・素材の種類と特徴まとめ|扱いやすさ・保存のコツも解説
ヒケと買取査定の関係
プラモデルの買取では、完成度や保存状態が査定額を大きく左右します。その中でも、ヒケは見た目の印象を左右する要素のひとつです。
ただし、軽度で目立たないヒケであれば査定への影響はほとんどなく、複数箇所に大きく目立つ凹みがある場合のみ減額の対象となります。
また、ヒケが残っていても、説明書やパーツ、元箱といった付属品がすべて揃っていれば、減額を最小限に抑えられる場合があります。
組立本舗では、完成品(組立済み品)は状態全体を重視して査定されるため、ヒケだけが大きく減額につながることはありません。
そのため、ヒケを無理に修正するよりも、全体の状態を整え、付属品を揃えて査定に出すことが、結果的に高価買取につながるポイントだと言えるでしょう。
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